【感想】「特別企画展 国画会会員 上野建三展」(森の風美術館、2019/6/27~7/23)レビュー

兵庫県立三木山森林公園内にある森の風美術館にて開催されている「特別企画展 国画会会員 上野建三展」(会期:2019年6月27日~2019年7月23日)を観てきました。この小さな美術館は、森林公園内にあり入館料も無料ということもあって、気軽に入れるところが良いですね。私は土曜日に行きましたが、子供連れの方も鑑賞していました。

森の風美術館「特別企画展 国画会会員 上野建三展」

 

今回は、国画会会員の上野建三さんの作品展です。上野建三さんの作品は、国展のホームページでも観ることができます。第92回国展2018の出展作品である「Typewriter 2018」もありました。ブルーを基調とした独特の神秘的な雰囲気を持った作品で、思わず近づいて観てしまいます。

 

⇒ 上野建三(国展公式サイト)

 

「こ・と・ば」シリーズの作品では、昭和の広告看板ロゴが模されており、そこには昭和の空気感が漂っていました。一方、この方の作品には、唐突に動物が登場することがあり、その動物が妙にリアルでありながら、その輪郭が背景に溶け込んでいるという不思議な描き方がされています。実に上手い表現をされる方だと感心しました。

 

2019年07月13日