【感想】「中嶋慧 命と自然と展」(三木市立堀光美術館、2019/7/13~7/28)レビュー

三木市立堀光美術館で開催されている、企画展「中嶋慧 命と自然と展」(会期:2019年7月13日~7月28日)に行ってきました。中嶋慧さんは、これまで三木市立堀光美術館で開催されているアート・フェス公募展で3回入賞されています。

三木市立堀光美術館「中嶋慧 命と自然と展」三木市立堀光美術館「中嶋慧 命と自然と展」

 

今回は、チラシの背景にもなっている「夢をみた」など、全部で37点が展示されています。「夢をみた」は、ヒョウを描いた作品ですが、その紫色が非常に印象的で、このヒョウが夢の世界の動物であることを象徴しているかのようです。

 

「寂静」という風景画は大きなサイズ(50F)の作品ですが、山の木々や湖が美しく描かれており、特に湖面の白の使い方が見事でした。単なる風景画にとどまらず、奥深いものを感じさせる作品になっています。

 

他に、「いのち」「秋ざれ」「帰灯」「花は華(はる)」といった作品が印象に残りました。中嶋慧さんの作品は、身近な題材や風景、人物をテーマにした作品が中心ですが、そうしたなかにも神秘的な雰囲気をまとった作品があり、そうした作品に特に心惹かれました。

 

2019年07月14日