北海道帯広美術館で開催されている「蜷川実花展 ―虚構と現実の間に―」(会期:2020年9月19日~12月6日)を鑑賞し、感化された72歳の男性が制作した花びらアートがツイッターで話題になっています。
花びらアートと言っても、水を張った長方形の容器に大小様々な花びらを浮かべただけの作品ですが、その色合いが美しく、確かに蜷川実花さんの作品に通じるものがありますね。
ご本人は、「適当に花を入れただけで、良いも悪いも何もない」と仰っているようですが、黄や赤、ピンク、白などの花々と、それらに混じって浮かんでいる葉っぱの緑が見事に調和しています。
帯広美術館でやってる蜷川実花展に行ってきた父(72)が感化されて、庭が素敵な事になってた。凄い。#蜷川実花展 pic.twitter.com/l0CCcfIPh9
— PT☆king (@PttabO) October 2, 2020
こうした美的感性の連鎖を呼び起こす力を持っているのが、アートの力なのでしょう。蜷川実花さんの作品を美しいと感じ、それに呼応して作品を制作した男性、そして、それを素敵だと感じてツイッターに投稿された身内の方、そして、その写真を見て美しいと共感する人々…。こうして美の連鎖が拡がっていくんですね。