【感想】コレクションギャラリー「ベルギーの作家たち」(姫路市立美術館、会期:2021/6/26~9/5)レビュー

姫路市立美術館で開催されている、コレクションギャラリー「ベルギーの作家たち」(会期:2021年6月26日~9月5日)を鑑賞しました。この展示では、姫路市立美術館の主要なコレクションでもあるベルギーの近現代美術が楽しめます。

 

展覧会の構成は特にありませんが、象徴主義、表現主義、シュルレアリスムのベルギー作家たちによる20点の作品が展示されていました。

 

今回、展示されているベルギー作家は以下のとおりです。

アルフレッド・ステヴァンス
コンスタンタン・ムーニエ
フェリシアン・ロップス
グザヴィエ・メルリ
エミール・クラウス
レオン・フレデリック
フェルナン・クノップフ
ジェームズ・アンソール
ジャン・デルヴィル
レオン・スピリアールト
コンスタン、ペルメーク
ポール・デルヴォー
ルネ・マグリット

 

全体的に神秘的な作品が多いなか、とりわけ、ロップスの作品は危険な匂いが漂っているという点で印象的でした。魔性のエロティック性を秘めていました。

 

ジャン・デルヴィル《ジャン・デルヴィル夫人の肖像》も肖像画にしては実に神秘的に描かれていました。一方、モネの影響を受けたエミール・クラウスの《レイエ川の水飲み場》は、写実的で美しい作品でした。

 

他にも、ジェームズ・アンソールやポール・デルヴォー、ルネ・マグリットなど、独特の世界観を持った作品が展示されていました。ちなみに、コレクションギャラリーは無料で鑑賞できますので、お見逃し無く。

展覧会情報

展覧会名:ベルギーの作家たち
会場:姫路市立美術館
会期:2021年6月26日(土)~ 9月5日(日)
休館日:月曜日
観覧料:無料
音声ガイド:なし
写真撮影:不可
図録:なし
Web:姫路市立美術館「ベルギーの作家たち」
2021年08月14日|ブログのカテゴリー:2021年投稿, 展覧会レビュー